Suomenlinna 2

丘の上のカフェ・ピペル

世界遺産 スオメンリンナ島 - 後編 -

フィンランドの世界文化遺産のひとつ、スオメンリンナ島〈Suomenlinna〉。
1748年にヘルシンキの沖合いに浮かぶ6つの島をつないでつくられたスオメリンナ要塞は、フィンランドで最も人気のあるピクニックの島。
夏になると一面菜の花の黄色に染まるこの島には、小高い丘の上にたつ絶景のカフェがあります。

フィンランドが愛した城。美しきスオメリンナへ。

2013 Photo & Text_Scandinavian fika.


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Suomenlinna 2

丘の上のカフェ・ピペル

フィンランドの世界文化遺産のひとつ、スオメンリンナ島〈Suomenlinna〉。ビジターセンターから橋を渡って、スオメンリンナの中でいちばん大きな島へ向かいます。花崗岩で造られた要塞を抜けた小道には、スオメンリンナ島のアーティストたちが手がけた工芸品が並ぶ、かわいいクラフトショップ〈B34〉(ビー・サーティーフォー)があります。
島の中にはいくつもレストランやカフェがあるけど、その中でも特におすすめなのが、ビーチのそばの小高い丘の上に立つカフェ・ピペル〈Café Piper〉。海を見晴らせるカフェ・ピペルからの景色は最高です!一面の菜の花で黄色に染まる島の南部も一望できます。開放感あふれる丘の上でのランチやティータイムは爽快。ピクニックを満喫しましょう。ヘルシンキの街でパンやチーズやベリーを買って、ここで食べても楽しそう。
(※島を歩く時は、動きやすいスニーカーで出かけましょう。肌寒くなることもあるので、雨具にもなるウィンドブレーカーも忘れずに)

ビーチとキングス・ゲート

太陽の光できらめくバルト海。絶景のビーチの岩場では、飛び込んだり、泳いだり、日向ぼっこしたり、フィンランドの夏のお馴染みの光景が広がっていました。
海水浴場と野外の大砲博物館がある、島南部クスターンミエッカ〈Kustaanmiekka〉は「グスタフの剣」という名の半島。南東にあるスウェーデン時代の王様の船着場だったキングス・ゲート〈Kuninkaanportti〉は、スオメンリンナの象徴ともいえる記念碑です。近くには要塞のトンネルを利用したレストラン・ヴァルッハラ〈Walhalla〉や展望台があります。

真冬は氷の海をすすむというスオメンリンナ島行きのフェリー。
ずっとスオメンリンナは観光地だと思っていたけど、800人以上の人が住んでいる居住地区なのだとか。マリメッコのデザイナー、アイノ-マイヤ・メッツォラ〈Aino-Maija Metsola 〉や、かつてはマイヤ・イソラ〈Maija Isola〉もスオメンリンナ島で暮らしていたそう。
こんな美しい島で暮らせるなんて、なんて幸せな人たちだろう。

Suomenlinna

Helsinki|Finland

スオメンリンナ島

アクセス
ヘルシンキのマーケット広場がある
エテラ港から
フェリーに乗って15分。

Suomenlinna
www.suomenlinna.fi


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マリーの小さなドレス


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