地下鉄中央駅 T-セントラーレン(T-Centralen)のブルーラインのエスカレーターを降りると、そこは青い洞窟! むき出しの岩肌に花や葉のモチーフが描かれ、「え!? これが、地下鉄の駅?」と、アートギャラリーのような空間にびっくり!
全長110キロにも及ぶ「世界一長い美術館」と称されるストックホルムの地下鉄は、石灰質の岩盤をくりぬいて造られた駅が多く、天井や壁に個性豊かなアーティストの作品が描かれています。
とても全部の駅は見て回れなかったけど、時間があれば「地下鉄アートめぐり」もいいかも。
□写真左/ 地下鉄中央駅前の、セルゲル広場の噴水と「ガラスの塔」
8万個のガラス片でつくられた「ガラスの塔」と噴水が目印のセルゲル広場(Sergels Torg)。セルゲルとは18世紀生まれの彫刻家の名前。中央駅の東側にあり、フロアの白と黒のモザイク状のタイルが特徴です。広場はバスのロータリーになっていて、目の前にはÅhlens(オーレンス・シティ)があり、地下道からは T-Centralen 駅やNK(エヌコー)に行けます。夜になると、ガラスの塔がライトアップされてきれい。
セルゲル広場から北にのびる歩行者天国セルゲルガータン通り(Sergelgatan)。原宿竹下通りのように観光客であふれるショッピングストリートです。ここを通って、ヒョートリエット市場へ向かいます。ピストルの銃口をぐるりとひねった平和のオブジェの前で、みんな記念撮影をしていました。通りの入口には、日本でも人気の H&M があります。
ノーベル賞授賞式が行われるコンサートホール(Konserthuset)前のヒョートリエット(Hötorget)広場では、青空市場がオープンしています。色鮮やかな北欧のベリーや、黄色のきのこ「カンタレル」が並び、活気にあふれています。日曜日に開催しているフリーマーケットも行きたかった。歩いてすぐの所にある、スウェーデンのハンドメイド専門店イーリス・ハントヴェルク(Iris Hantverk)もおすすめ。
Iris Hantverk
スウェーデンで100年以上もの歴史を持つ老舗のブラシメーカー。職人の手作り品を扱う生活雑貨店。
http://www.irishantverk.se