Scandinavian fika.

北欧ヴィンテージ ぬり絵カード

北欧フィーカの「北欧ヴィンテージ ぬり絵カード」は、スウェーデンの蚤の市で出会ったピクニックの鍋から生まれました。
2013年夏のストックホルム。ヒョートリエット広場の Loppis（蚤の市）で、マリアンヌ・ウェストマンのピクニックの片手鍋を見つけたわたし。マリアンヌの描く可愛らしい野菜たちのドローイングに心を奪われたその時、手をすべらして、鍋のフタを落として割ってしまいました。マリアンヌのコレクションを大切にしてきた店主に何度も謝り、粉々になったフタを拾って鍋といっしょに買って帰りました。
それからずっと、ピクニックの鍋はわたしの部屋にあります。胸がチクチク痛いまま、それでも愛らしくたたずんでいるフタのない鍋を見て、「いつか、どうにかして、もとに戻したい」と思ったのです。
金継ぎでも難しいとわかってから、私はピクニックの鍋のスケッチを描くようになりました。 「PiCKNiCK」61番の刻印と、まるくて可愛い鍋のフタもつけて。
うまく描けたら色えんぴつで色をぬって、ピクニックの鍋の横に並べて飾りました。

北欧の蚤の市でどんなに素敵なヴィンテージを見つけても、好きなだけ集めることはできません。一生手の届かないものもあるし、手にしても、傷ついたり、壊れてしまうものもある。 リンドベリもカイピアイネンも、ヌルメスニエミもエステリ・トムラの作品も、いつか手にできたらどんなに素晴らしいだろう。
１つだけじゃなくて、たくさん。色違いも飾って。北欧ヴィンテージといっしょに暮らせたらどんなに楽しいだろう。
北欧フィーカの「ぬり絵カード」は、憧れの北欧ヴィンテ−ジに絵付けをするような気持ちで楽しめる、手のひらほどの小さなカードです。 カードを集めて、好きな色にぬってみましょう。あなただけの北欧ヴィンテージをつくってみましょう。

鍋のフタは失くしてしまったけど、わたしのまわりは今、大好きな北欧ヴィンテージであふれています。

作品｜北欧フィーカの「北欧ヴィンテージ ぬり絵カード」（全18種類・非売品）
イラスト・デザイン｜北欧フィーカ
配布｜2016年〜2018年 東京蚤の市・北欧市、関西蚤の市・北欧市 他（主催：手紙社）
※無料配布終了

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